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「蒲焼店が考える“これから”」11 〜2014年5月25日号掲載〜

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千葉正宏代表
(くりこまや/東京都江戸川区)

『資源保護といえば聞こえがいいが、           私には「シラスの確保」に聞こえる』

消費税増税から早いもので2ヶ月が経とうとしている。家電量販店などでは4月以降、増税分以上に値下がった商品が散見されるなど、あの騒ぎは何だったのか、と思いたくなる現象も各地であったようだ。ちなみに、お店では目立った変化はあったのだろうか?

「増税後の4月以降も弊店は、価格変更もなく売れ行きもほとんど変わらず、増税の影響はほとんどありませんでした」

今号では、台湾で先日、開催された日台貿易会議の内容を掲載させていただいたが、そこでは“ウナギ資源保護”が大きく取り上げられている。今シーズン、幸いな事にシラスウナギは好漁となったものの、来期については採れる保証はどこにもなく、ウナギ資源の不安が払拭された訳ではない。

「資源保護といえば聞こえがいいが、私には『シラスの確保』に聞こえる。シラスが捕れないから、天然ウナギを捕るな、親ウナギを放流する、シラスの捕る期間を短縮する。このようなことが言われているが、天然ウナギを捕るほうにも、扱う店にも生活があるだろうし、放流は果たして効果があるのか、5月になってもシラスが流通しているのを見ている。まずは、『シラスの確保』の難しい原因を特定させ、それに向けて科学者、行政、業界が力を合わせるべきだと思う。推定からだけの提言は意味をなさない」

資源問題とともに、目の前に立ちはだかるもう一つの課題がある。それはシラスウナギ不漁を背景とした相場高によって、この数年で大幅に落ち込んだマーケット。シラスウナギの好漁で先安感も強いなかでどう回復させていくべきだろうか。

「マーケットの縮小は高値に尽きる。これは蒲焼き店には如何ともし難い。PRは各店のオリジナルがあるでしょうが、弊店では、蒲焼きは値が張るので、安価なうなぎの様々な部位を提供して、うなぎの違った味を楽しんでもらっている」

近年、ウナギ業界は前述のように資源、そして低迷する消費の問題などが山積している。取り巻く環境は決して良いとは言えないなかで、うなぎ屋さんとしてはこれから、どう進んでいくべきだろうか。

「年甲斐もなく、若い蒲焼き店の皆様とLINEで交流させてもらっている。最近の話題はもちろん新仔の話だ。活発な意見が出ているが、目的意識をはっきりさせ、それをぜひ力にしてほしい。ただ私を含め情報量が圧倒的に少ない。貴社には紙上だけでなく、こういった交流の場でも逐次情報を提供してほしい」

[データ]
「みちのく旬鮮組 くりこまや」
〒132-0021 東京都江戸川区中央4-11-1
TEL:03-5879-5665

千葉正宏ブログ用.jpg

















*「蒲焼店が考える“これから”」は現在、日本養殖新聞で連載中

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