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《スーパーの鰻蒲焼拝見》 各スーパー、価格マチマチ続く 大隅地区養まんパッケージ一新(コープみらい)

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※おわび
5月8日の「スーパーの鰻蒲焼拝見」で、西友に関する記事が抜けていたほか、オオゼキの商品の写真が間違っておりましたため、該当する箇所を訂正して再度掲載させていただきます。ご迷惑をおかけしましたことをおわびいたします。

消費税増税から早1ヶ月。本紙ではこの大型連休中に「スーパーの鰻蒲焼拝見」で各スーパーを巡った。4月以降は予想に反して大きな消費の冷え込みは起きていないようだが、どのスーパーも本体価格表示のため、特に値段の高いウナギはレジで8%の痛みを重く感じざるを得ない。また、やはりGW期間中とあってチラシで「こどもの日特集」を掲載するスーパーも多く、赤札や企画販売を前面に出すなど販売の必死さが窺えるスーパーもあった。

◎西友〈練馬店〉蒲焼売り場のメインの棚は、これまでPB“食の幸”のうなぎ長蒲焼(大森淡水)が定番だったが、ここにきて姿を消して、新たに国産原料 本醸造醤油使用 静岡加工うなぎ蒲焼1尾1,370円(トレー、大阪ダイショウ、製造は奥浜名湖フーズ)、同大 うなぎ蒲焼1尾1,970円(真空トレー、同)が登場。続くのか見守りたい。一方の定番商品の“極”ブランド串蒲焼1串497円、同2串994円に上段の棚にハーブうなぎカット1,114円(真空パック、大森淡水)、鰻楽うなぎひつまぶし 1袋950円(内容量115g)、鰻楽うなぎめしの具 1袋950円(刻み鰻蒲焼、1袋2パック入り、内容量100g─いずれも大森淡水)。

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西友〈練馬店〉で販売されていた奥浜名湖フーズ製造の静岡加工うなぎ蒲焼大1,970円(上)と、1,370円(下)。

◎いなげや〈練馬上石神井南店〉
3〜5日3日間のお買得!ぼくのわたしの大好きなご馳走を囲んで!5月5日はこどもの日─をチラシが飾る。お寿司大好キッズ!大好きな焼肉でお腹いっぱい!お子さま大好きステーキ、カレー、フライドチキン、ハンバーグ等、子供のためのメニューが盛り沢山。当然ながら鰻蒲焼きはない。売り場には、やわらかふっくら中国産長焼き1,380円、やわらかふっくらうなぎ中国産カット780円(ともに真空、五十嵐冷蔵)、中国産きざみ蒲焼き380円(真空、エムエイトレーディング)、霧島湧水白醤油焼きカット1,680円(真空、山田水産)、霧島湧水うなぎ胴割りカット1,880円(真空、山田水産)、カザミ80ml140円。

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いなげやで販売されていた霧島湧水うなぎ長焼(トレー)1,980円(上)と、中国産やわらかうなぎ長焼(トレー)1,380円(下)。写真は〈白金台店〉のもの。

◎クイーンズ伊勢丹〈杉並桃井店〉
3〜5日のクイーンズ伊勢丹通信には、“おそとで おうちで わが家のごちそうウィーク”と銘打って、寿司&刺身、焼肉&BBQ、海鮮焼を取り揃え、さらにこどもの日スイーツ中心に。一方の鰻蒲焼きは、常設のコーナーに愛知産職人仕上げうなぎ蒲焼串1,500円(トレー・小林川魚)、はいばら国内活鰻使用カット蒲焼1,886円(真空、榛原鰻販売)、愛知県一色町産うなぎカット蒲焼1,696円(真空、ヨコハマ島淡水魚)、築地魚河岸江戸風蒲焼長焼き2,172円(真空、小林川魚)、レトルトうなぎ蒲焼2,000円(しま村)、きも入り肝吸い238円(しま村)、鹿児島産うなぎ蒲焼カット934円(真空、福岡養鰻、70g)、浜名湖加工静岡産うなぎ長焼き1,980円(トレー、浜名湖淡水)、浜名湖加工靜岡産うなぎ蒲焼串1,410円(浜名湖淡水)。カザミタレ80ml227円、山椒380円(山本貢資商店)きもすい227円(しま村)。

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クイーンズ伊勢丹〈杉並桃井店〉で販売されていた福岡養鰻のうなぎ蒲焼カット(真空パック)934円。

◎ヨークマート〈石神井店〉
6〜9日のチラシは、1日早い本日火曜日から4日間!特別ご奉仕─連日、生鮮食品の格安商品揃えてアピール。そのなかに6日限りで宮崎県等の国内産うなぎ長蒲焼1尾1,000円が掲載されている。店内のうなぎ常設コーナーには、鹿児島産炭火焼きうなぎ長蒲焼980円(トレー)、中国産うなぎ長蒲焼き980円(トレー、マルハニチロ)、薩摩川内スーパ−チルド長蒲うなぎ1,980円(真空、薩摩川内うなぎ)、静岡産うなぎ白焼き1,220円(真空、80g、京丸うなぎ)、中国産うなぎ蒲焼串398円(トレー)、カザミ蒲焼のたれ50ml121円。

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ヨークマート〈石神井店〉で販売される京丸うなぎの静岡産うなぎ白焼1,220円(上)と、鹿児島産炭火焼きうなぎ980円(下)。

◎サミット〈東長崎店〉
3〜5日のチラシは、「大好きなメニューでお祝い こどもの日」─。みんなで作ろう 手巻き寿司 煮込みハンバーグ から揚げまつり ちびっこの大好きな果実大集合! 等々。生鮮のすし種オンパレード、牛 豚 鶏肉そして果実類がチラシ一面飾る。うなぎ蒲焼は、常設のワゴンに、三年熟成八本木樽醤油宮崎県炭火焼きうなぎ長蒲焼き1,790円(真空、山田水産)、国内活鰻使用はいばらうなぎ蒲焼カット1,696円(真空、榛原鰻販売)、中国うなぎ蒲焼475円(トレー、串)、霧島湧水プレミアムうなぎ長焼き1,886円(トレー、山田水産)、うなぎひつまぶしのもと189円(ダイショー)、霧島湧水うなぎたれ50ml151円(山田水産)。

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サミット〈東長崎店〉で販売されていた中国産うなぎ蒲焼串475円。

◎ライフ〈練馬中村橋北店〉
3〜5日のチラシはGW特集“びっくり!! 肉の市”と題し、大々的に販売、また“こどもの日”に合わせ、手巻き寿司、ちらし寿司をアピール。また鰻はタイムサービス(開店から12時まで)、中国産うなぎ長焼き980円で販売。また常設ワゴンには、愛知三河産健康な活焼きうなぎ・大1,410円、小934円(ともに真空、あつみ→カネダ)鹿児島県大隅産うなぎ長蒲焼1,000円(トレー、鹿児島鰻)、中国産うなぎ長蒲焼980円(トレー)、中国産うなぎ蒲焼570円(カット、真空、佳成食品)。うなぎたれ132円80mg万城食品。

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ライフ〈練馬中村橋北店〉で販売されているベニレイの鹿児島大隅産(生産者は鹿児島鰻)長焼1,000円。

◎コープみらい〈桜台店〉
常設の棚に定番の鹿児島県大隅産うなぎソフト蒲焼1袋2枚入り1,980円(真空カット140g)、同一枚入り1,100円(同70g、大隅地区養まん漁協)、蒲焼きのたれ189円。定番の漁協の表の袋のデザインが一新されている。

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コープみらい〈桜台店〉で販売されている大隅地区養まん漁協の、パッケージが一新した鹿児島大隅産うなぎソフト蒲焼1,100円。

◎ヤオコー5/5〈古河松並店〉
3〜5日の同店のチラシは、「美味しさいっぱい GW」を掲げて、焼き焼き大会 ヤオコー自慢の出来たてグルメ!お得に一品プラス、手巻き寿司、スイーツを並べる。裏面には、一押しの市で、4日限りの鮮魚コーナーで、うなぎ蒲焼20%OFFがのった。蒲焼き売り場では、中国産うなぎ蒲焼きカット570円(真空、佳成食品)、中国産うなぎ蒲焼カット570円(トレー)、鹿児島産うなぎ長焼き1,885円(トレー)、中国産うなぎ長焼き930円(トレー)、蒲焼のたれ150円(100ml、ユタカフーズ)。

◎オオゼキ〈練馬店〉
4—7日のチラシ、毎月7日はオオゼキの日に。朝市開催、鮮魚と精肉とも4〜5日 6〜7日それぞれ2日間限りで激安販売アピール。うなぎは、チラシにこそ出ていないものの特設コーナーで激安販売。御来店感謝商品ー築地市場直送、静岡焼き上げ台湾産鰻蒲焼き1尾1,410円を999円、同蒲焼き串777円(トレー、マルニうなぎ加工)。一方、常設の棚には、定番の「綱正うなぎ蒲焼き串」1,980円(真空パック、フーズユー)と旨水の蒲焼ブランド、鹿児島県産蒲焼きカット1,315円(真空パック、マリンフーズ)の二品。蒲焼きのたれ122円(万城食品)。

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オオゼキ〈練馬店〉で販売されるマルニうなぎ加工の静岡焼き上げ台湾産鰻蒲焼999円。

◎東武ストア〈練馬豊玉店〉
6〜8日のチラシは、6日限りのお買得!大好評94円均一 野菜固売り、ペットボトル飲み物、パックカレー、モーニングブレッド、アサリ100g、細巻きすし等々とある。鰻蒲焼きは、常設棚の下二段に特売品として、中国産うなぎ長蒲焼一尾980円(トレー、ベニレイ)。これに鹿児島県産うなぎ長蒲焼一尾1,886円(トレー、奈良、ベニレイ)、同うなぎ蒲焼串1,220円(トレー、おおさき町鰻加工組合、ベニレイ)。その上の棚に、常備の東武PBのバリュープラスの鹿児島県産蒲焼カット1,410円(真空、奈良─製造─、ベニレイ─販売─、八社会─総発売元─)、中国産うなぎ蒲焼カット570円(真空、佳成食品)、蒲焼きのたれ158円(120g、ユタカフーズ)。

◎24時間営業のスーパー ビッグA〈練馬豊玉北店〉
3〜8日のチラシは、みんなででかけよう!ゴールデンウィーク お弁当をもって休日を楽しもう!で、行楽特集!加工食品オンパレード。うなぎ蒲焼は、棚に常備の静岡加工うなぎ長蒲焼トレ(真空パック、デンマーク産)に加えて、新たに同天然うなぎ長蒲焼トレ(カナダ産 )が登場。いずれも899円(製造京丸うなぎ)の二品だけ。

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ビッグエー〈練馬豊玉北店〉で販売される京丸うなぎのカナダ産天然うなぎ長蒲焼899円。

◎イオン〈葛西店〉
前回の調査時に引き続き、上場40周年記念の特売を実施。チラシの売り出し期間は5月5日と6日の2日間のみだが、特に5日はこどもの日特集で、手巻き寿司や刺身の盛り合わせ、ステーキ用肉やデザートなど家族で楽しめる豪華なメニューが目白押し。インドネシア産長焼1,780円(トレー、丸紅)。中国産うなぎ蒲焼カット647円(真空パック、カネナカ)。PBトップバリュ グリーンアイ鹿児島産長焼1,834円、同カットものは908円(いずれも真空パック、山田水産)。トップバリュ グリーンアイの蒲焼のたれ138円。 

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イオン〈葛西店〉で販売される丸紅のインドネシア産長焼1,780円。

◎ダイエー〈船堀店〉
チラシの特売期間は5月3日〜7日まで。B4サイズのものが2枚用意され、大型連休中は「ゴールデンウィークごちそうメニュー」と銘打って、やはり牛肉豚肉焼肉用セットや寿司の詰め合わせなどごちそうが並ぶが、うなぎは掲載されていない。鹿児島産うなぎ蒲焼長焼1,980円(トレー、生産者:鹿児島鰻、販売:ベニレイ)。鹿児島産うなぎ白醤油焼き1,480円(トレー)。鹿児島産カットもの「うなぎや」1,371円(真空パック、紀文)。イオングループのPBトップバリュ グリーンアイ鹿児島産長焼1,980円(真空パック、山田水産)。鹿児島産うなぎ蒲焼カットもの「薩摩富士」1,410円(真空パック、ベニレイ)。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。蒲焼のたれ122円(鈴勝)。さんしょうの粉303円(S&B食品)。 

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ダイエー〈船堀店〉で販売されるベニレイの鹿児島大隅産うなぎ長焼1,980円。

◎ピーコックストア〈大島店〉
チラシの特売期間は5月2日〜5日まで。「GWは家族でごちそう」をテーマに手巻き寿司セットや焼肉用ばら肉に加え、菓子やアイスクリームなど子どもが好きな食べ物がメイン。うなぎは5日限りで、味の浜藤の国産うなぎ蒲焼串焼(真空パック、大サイズ)が1,186円で掲載されていた。PB「トップバリュ グリーンアイ」鹿児島産長焼2,112円(真空パック、山田水産)。中国産うなぎ長焼1,380円(トレー)、ラベルに「ふっくらやわらかく仕上げました」と印字。静岡産うなぎ蒲焼カット1,410円、台湾産うなぎ蒲焼カット839円(いずれも真空パック、大五通商)。国産うなぎ蒲焼串焼の超特大サイズ2,191円(真空パック、味の浜藤)。鹿児島産カット「うなぎや」1,463円(真空パック、紀文)。蒲焼のたれ122円(万城食品)。さんしょうの粉びん入り12g332円、同袋入り1.2g143円(いずれもS&B食品)。

◎ベルク〈江戸川臨海店〉
チラシの特売期間は5月3日〜5日。やはりこどもの日特集だが、チラシの表全面を使い、手巻き寿司セットや握り寿司、焼肉用の黒毛和牛やフルーツなどが所狭しと掲載され、他のスーパーよりもこどもの日の特売に力を入れている印象だ。うなぎは小さくだが、4日限りで中国産の炭火焼鰻蒲焼長焼が980円(トレー、ラベルに「厳選した養鰻場で元気に育てた鰻を品質管理の徹底した加工場でおいしく焼き上げました」と印字)となっている。熊本産の長焼が初登場し、1,280円(トレー)。鹿児島産長焼1,980円(トレーパック)。中国産鰻蒲焼カット598円(真空パック、カネナカ)。中国産鰻肝蒲焼2串入り248円、3串入り368円(いずれもトレー)。ひつまぶしの素188円(ダイショー)。蒲焼のたれ94円(鈴勝)。 

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ベルク〈江戸川臨海店〉で販売されるトレーの熊本産うなぎ長蒲焼1,280円。

◎マルエツ〈松江店〉
チラシの特売期間は5月4日〜7日。やはりこどもの日特集が目玉で、手巻きずしや焼肉セット、デザートの安売りが目立つ。宮崎産長焼「三年熟成八本木樽醤油使用」1,886円、同カットものは1,505円、宮崎産白醤油焼鰻カット1,220円(いずれも真空パック、山田水産)。国産蒲焼カット「自慢の一品」1,410円(真空パック、浜名湖食品)。国産白焼カット1,505円(真空パック、静岡うなぎ漁協)。中国産うなぎ蒲焼カット570円(真空パック、東海澱粉)。蒲焼のたれ84円(鈴勝)。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。さんしょうの粉329円(S&B食品)。 

◎イトーヨーカドー〈小岩店〉
チラシの特売期間は5月3日〜6日まで。「GWはみんなでワイワイ食べよう!」をキーワードに焼肉、手巻き寿司、惣菜など、家族全員で楽しめる献立が並ぶ。静岡産うなぎ長焼(中サイズ、トレー)1,790円。鹿児島産長焼1,887円(トレーパック、薩摩川内うなぎ)。静岡産鰻蒲焼カット「自慢の逸品」1,125円(真空パック、京丸うなぎ)。鹿児島産うなぎ白焼き1,791円、同きざみ570円(いずれもトレーパック、横食)。蒲焼のたれ94円(カザミ)。山椒12g313円(ハウス食品)。

◎フードスクエア カスミ〈オリナス錦糸町店〉
チラシの売り出し期間は5月2日〜8日までと長め。開店30日祭がちょうどGWと重なったこともあり、前回のオープン時同様大変な人出だった。チラシへの掲載はないが、中国産炭火焼鰻蒲焼長焼(トレー)が980円、三河一色産の長焼(トレー、ビカーラ種)が1,380円で、特売品として鮮魚売り場の前の特設コーナーで販売。三河一色産「長坂養鰻場ブランド」の蒲焼カット934円(真空パック、カネナカ)。中国汕頭うなぎカット760円(真空パック、販売は㈱エス エム アイ)。「トップバリュ グリーンアイ」蒲焼のたれ138円。さんしょうの粉322円(S&B食品)。


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カスミ〈オリナス錦糸町店〉で販売される三河一色産の長焼(ビカーラ種)1,380円(上)と、中国産炭火焼鰻長焼980円(下)。

愛知三河一色で、早くも新仔池揚げへ

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〜愛知三河一色18日の週より、さらにまとまる公算、宮崎は下旬から来月頭にかけ初揚げへ〜

昨日7日、待望の新仔が愛知三河一色で全国に先駆けて初揚げされた。昨年より、1ヶ月も早い池揚げで、ついに新仔シーズンの幕が切って落とされた。

今シーズンは、久しぶりのシラスウナギ好漁に終わり、日本の池入れ量は最終的に、昨年を10トン以上も上回る24.5トンとなった。それだけに、土用丑を前に業界の注目を集めていた新仔初揚げは、冒頭のようにこの7日、愛知三河一色地区で全国に先駆けて行われた。扱い問屋のH社長曰く、「数量はまだ少なく2トン前後だよ。4Pが8割以上で残りが5P。例年より、餌の入りが良かったこともあるのか、成長具合もすこぶる順調だった。今年は、ほかでも成長のいい話が多いね」としている。


また今週末より、三重県で初揚げが予定され、関係者いわく「4P中心で4〜5トンの予定」としているほか、初揚げされた主要産地の愛知三河一色では18日より、大手問屋がそれぞれ、初揚げを予定、「アソートは4P50%、3〜3.5Pで20%、5P30%の割合。月末までにトータル20トンの予定だ」(K)、「4P中心で4〜5トンを予定している」(M)としている。

ほかにもこの週に初揚げを予定される荷受けは多いだけに、新仔がまとまっていきそうだ。そのなかで関係者は先行きについて「愛知三河では6月半ばには本格化といっていいほど、新仔が池揚げされてくるだろう。ただ、そのときに3、4P主体の池揚げに終始すれば良いのだが、5Pばかりの池揚げとなれば、相場の値下げも早まる可能性もあり、動向を注視したい」としている。

対して愛知三河一色と同じ、単年養殖組のエリアである宮崎では今月末から6月頭にかけて、初揚げが行われそうだ。地元の養殖業者はサイズアソートの重要性を訴えながら、また「新仔、ヒネ相場の値差によっては、新仔の動きが鈍化する可能性も大きく,慎重な判断が重要だ」と見解を述べた。
<日本養殖新聞5月10日号より>

国内外シラス池入れデータベース

最新号14.5.10発行!

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主な内容<10ページ建て>
・平成25年の養殖ウナギ生産量(農水省)
・蒲焼店が考える”これから”10 〜「川昌」飯塚裕志料理長〜
・米メーン州:シラス漁獲枠は・・・
・全青連第31回総会&渡辺晃浩会長インタビュー
・新美貴資の『めぐる。』24 〜「郡上だも」を伝承する釣り師・成瀬博明さん〜 
・蒲焼店緊急座談会「経営圧迫、改めて窮状訴える」

2014年台日鰻魚貿易会議、懇親会を開催!

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『ワシントン条約掲載懸念、ウナギ資源保護に対する声目立つ』
~16日/於:台湾台北市・台北馥敦大飯店国際会議所~


2014年度台日鰻魚貿易会議が16日、台湾台北市の馥敦大飯店国際会議室で催された。今年も日本鰻輸入組合は無論のこと、生産、流通界の全鰻連、日鰻連そして全荷連代表がそれぞれ参席した。とくに日台の共通項の鰻資源管理問題に関して、互いの見解など、進展を模索する真剣な姿がうかがわれた。

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当日は日本、台湾双方からシラスウナギの池入れ状況、夏の販売、そして輸出見通しがそれぞれ報告されるなか、毎年注目される6、7、8月の日本向け活鰻輸出量について台湾サイドは、前年同期を下回る250トンという予想数量を打ち出した(※昨年は6,7,8月で493トン)。ただ、日本サイドからは“国産相場を下回る価格でなければ、250トンの数字は到底、無理ではないか”という厳しい声が聞かれた。

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また近年のシラスウナギ不漁を背景にした、ジャポニカ種ウナギのワシントン条約掲載への懸念が強まっている中、資源管理の問題に話が集中した。実際、日台ともに親ウナギ漁獲規制、シラスウナギ漁期の縮減など資源保護に向けた動きを加速させており、それぞれ資源管理の重要性を例年以上に認識するとともに、前向きな姿勢を鮮明にした。

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ただ、そのなかで全鰻連の村上寅美会長が取り上げた、 “現在、日本では過去3年間の池入れデータをもとにした平均値をシラス池入れの上限”とする、日本における水産庁との資源管理案に関する話に及ぶと、台湾サイドからは「過去3年間のデータでは、台湾は1トンにも満たず、不平等」と反発の声もあった。それに対して、前出の村上会長は「これらの話はあくまでも日本におけるたたき台に他ならない。今後に向けて台湾内でも、さらなるウナギ資源管理をどうしていくべきか、議論を重ねていった上で今後も引き続いてお互いに譲歩しつつ、ウナギ資源管理に対して前向きに継続協議していければと思う」と強調した。
[詳細は日本養殖新聞5月25日号]

サイズアソート厳守! 〜愛知県下鰻関連団体懇談会〜

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〜池揚げ、出荷に十二分の配慮を〜
19日/於:愛知県西尾市「一色うなぎ漁協」

愛知県下の一色うなぎ漁協、西三河鰻販売組合、碧海養鰻漁協、豊橋養鰻漁協、豊橋鰻販売組合など生産、販売組合による懇談会が19日、愛知県西尾市の一色うなぎ漁協で行われた。

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今年は5年ぶりのシラスウナギ好漁となり、相場先安感は強く、“活鰻相場をいかに維持するか”にテーマが絞られた。一色うなぎ漁協の鵜殿健治代表理事組合長は「サイズアソートをしっかり守り、出荷をしていきましょう」と締めくくり、出荷の際に生産者、問屋の両者がより連携を強めていく事で意見の一致を見た。<詳細は5月25日号>

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6月1日を「鮎の日」に制定へ 〝吉を呼ぶ魚。「鮎」。〟

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全国鮎養殖漁業協同組合連合会(和歌山市、阪本伸哉会長)はこのほど、6月1日を「鮎の日」に制定し、アユの普及・啓発活動に本格的に取り組んでいくことを明らかにした。

全鮎ではアユの消費停滞など、昨今のアユ業界を取り巻く環境が厳しさを増していることを受け、こうした窮状を打破するために全国の主要なアユ養殖業者が意見交換する合同会議を開催。消費者に一匹でも多くアユを買ってもらうために販促活動を行うことが喫緊の課題として挙げられていた。このため、全国の主要河川で天然のアユ釣りが解禁となる日が多い毎年6月1日を「鮎の日」に制定。全国各地でアユの啓発活動やイベントを実施しながらアユを積極的にPRしていくことを決定した。

また、消費者にいかにアユを定着させるかを重視し、アユのロゴマーク(=写真)を作成。さらに「その昔、アユの遡上が豊富で豊漁だった年は秋の収穫も豊作だった」という史実に基づき、よりインパクトを与えるため「吉を呼ぶ魚。『鮎』。」というキャッチフレーズも合わせて決定した。

主要産地である和歌山県では6月1日午前10時から、紀ノ川・貴志川の諸井橋付近で「子供とふれあい放流」を開催するほか、愛知県でも矢作川で何らかのイベントを行う予定。全鮎の関係者は「日本固有の魚『鮎』の火を消さないよう、未来永劫後世に伝えていきたい」と話している。

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消費者への定着を目指して作成されたアユのロゴマーク

永谷園から「超ふりかけ うなぎ」期間限定発売!

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お茶漬け、ふりかけ等の製造販売大手の㈱永谷園(本社:東京・港区、永谷 泰次郎社長)は、6月2日から新商品「超ふりかけ うなぎ」を8月までの期間限定で発売する。

従来のふりかけに使用されてきた調味顆粒は油分の多いメニューのおいしさを十分に表現するには限界があったが、「超ふりかけ うなぎ」に使用しているフレークは過熱水蒸気でローストする「スチームオーブン製法」という新しい製法を採用。「スチームオーブン製法」は通常のオーブンで過熱するよりも油分が酸化しにくいため素材のおいしさがより引き出され、これにより本格的な味わいを実現することが可能となった。

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担当者は「より本物に近い味を味わえるふりかけはできないかと思い、開発しました。今までにない素材の本格的な味わいを楽しめるふりかけで、サクサクとした食感も特長です。また、よりうなぎの蒲焼のイメージに近づけようと、油の乗ったうなぎと甘辛いタレを表現しました。うなぎと相性のよい山椒で味わいにアクセントを加え、具にはうなぎの蒲焼風味フレーク、ごま、のりを使用しています」と話し、こだわりぶりをアピールしている。

高価なうなぎにちなんでパッケージには金色を使用、高級感あるイメージに仕上げたほか、「超ふりかけ」というインパクトあるネーミングも話題になっているという。1袋は50gで賞味期限は12ヶ月。価格は税抜208円で、6月2日から全国で販売開始。

今週のうなぎの話

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新仔シーズンの幕が切って落とされた。

愛知三河一色では今週より、まとまりはじめ、池揚げ量は日に20〜30トン台と見られる。本日、宮崎でも新仔が初揚げ(大森淡水扱い、12トン、4P中心)、来月頭にはさらにまとまってくる見通しで、主要産地での新仔出荷を皮切りに夏土用に向けての盛り上がりを期待したい。

ただ、商社筋から「産地から“新仔を売ってくれ”といった話もあるほどで、中国産の出る幕がない」といった気になる話も聞かれる。

縮小したウナギマーケット、一方で久しぶりのシラス好漁から、早々から需給バランスの崩れが懸念、相場動向にも注目が集まっている。

『素早い販路の拡大必須』(日本養殖新聞ブログ掲載[3月18日付])との寄稿もあったほどで動向を注意深く見守りたい。

外食産業から相次いでうなぎ商品が販売!

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牛丼チェーンや弁当チェーンなど、外食産業から相次いでうなぎ関連商品が販売され始めた。

牛丼チェーン「すき家」を展開する㈱ゼンショーは、5月28日から期間限定で「うな丼」「うな牛」の販売を始める。

余分な油を落とすために焼いてから蒸し上げられたうなぎを使用。特製のタレで付け焼きを3度繰り返すことで、香ばしくふっくらとした食感に仕上げている。価格は「うな丼」(並盛)が740円、うなぎが2枚乗った「特うな丼」が1,120円、うなぎと牛丼の両方が味わえる「うな牛」(並盛)が830円(すべて税込)。

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また、弁当チェーンの「オリジン弁当」を運営するオリジン東秀㈱(東京・調布市)は、例年は5月15日から販売を開始していた「うな重」を、今年は半月前倒しして5月1日より販売を始めた。

同社では15年以上前から「うな重」を販売しているが、今年は「お客様の認知度をより高め、夏の土用丑の日の売上をさらに上げるのを目的」(経営戦略部担当者)に、販売日を半月早めた。

鹿児島産と中国産の2種類を用意。「鹿児島産うな重」が1,890円、「中国産うな重」が890円で、昨年と同じ価格で販売する。また、さらにボリュームたっぷりの「2枚のせ」は鹿児島産が3,590円、中国産が1,590円(価格はすべて税込)。いずれもふっくら焼き上げた蒲焼きに甘辛のタレを使用。タレにはうなぎの骨から抽出したダシを使用しており、炊きたてのごはんと絶妙に絡み合うこだわりの一品に仕上げている。

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オリジン弁当のチラシに掲載されている「うな重」


さらに、回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営する㈱くらコーポレーション(大阪・堺市)は、5月23日から「7種の魚介だれすしやのうな丼」(580円)と、新商品「7種の魚介だれすしやの特上うな丼」(980円)の販売を開始した(金額は税抜)。

うな丼専用の自家製魚介たれには昨年好評だった「昆布」「かつお」「さば」「うるめいわし」「片口いわし」「ほたて」「ぐち」の7種類の素材を使用。今年はよりまろやかな味になるよう調整を加えて女性でも食べやすく仕上げたほか、付け合わせの山椒には高級品で知られる「ぶどう山椒」を使用。特有の香りと風味がアクセントとなっている。

厳選した肉厚のうなぎをぜいたくに使用し、じっくり焼いたあと、蒸しの工程を加えることで柔らかくかつふっくらと仕上がっている。なお、「特上うな丼」にはうな丼の2倍の量のうなぎを載せている。

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5月22日の読売新聞夕刊に大々的に掲載された「すしやのうな丼」の広告

6月1日を「鮎の日」に制定、消費者への定着目指す

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全国鮎養殖漁業組合連合会(和歌山市、阪本伸哉会長)は6月1日を「鮎の日」に制定し、アユの普及・啓発活動に本格的に取り組んでいくことを明らかにした。また、今月19日には農林水産省と水産庁を相次いで訪問。吉川貴盛農林水産副大臣に「鮎の日」制定のプレスリリースを手渡し、6月1日の「鮎の日」をPRした。

アユ業界では、消費者に一匹でも多くアユを買ってもらうために販促活動を広めていくことが喫緊の課題となっている。そのため「日本固有の魚である『鮎』の火を消さないよう、未来永劫後世に伝えていくべき」と、6月1日の「鮎の日」制定を決めた。

また、消費者にいかにアユを定着させるかを特に重視し、アユのロゴマーク(=写真上)を作成。さらに「その昔、アユの遡上が豊富で豊漁だった年は秋の収穫も豊作だった」という史実に基づき、よりインパクトを与えるため「笑顔(きち)を呼ぶ鮎(さかな)」というキャッチフレーズに加え、消費者がアユの塩焼をおいしそうにほおばる写真を掲載したB6サイズのポップ(=写真下)も作成。スーパーの売り場などを中心に配布し、さらなる消費拡大を目指す。

鮎ロゴ 最終 のコピー.jpg

笑顔を呼ぶ鮎B6ポップ.jpg




























主要産地である和歌山県では6月1日午前10時から、紀ノ川・貴志川の諸井橋付近で「子供とふれあい放流」が開催される。

さらに、愛知県豊田市でも同日午前10時から、矢作川漁業協同組合が豊田市立平井小学校の児童と保護者約80名を招き、2007年に土木学会景観デザイン賞を受賞した同市の「矢作川古鼠(ふっそ)水辺公園」で稚アユ約1万匹を放流。その後、招待者全員にアユの塩焼がふるまわれるほか、寒狭川広見ヤナも開店。6月末〜7月上旬まで営業予定。

〈お問い合わせ〉
矢作川漁業協同組合/電話:0565-45-1064
寒狭川広見ヤナ/電話:0536-36-0201

『ヒネ5尾相場は早々に3500円/kgラインにー』(全鰻産地連・中村会長談)

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新仔シーズンイン“消費拡大が急務”
第33回・全鰻産地連総会 27日/愛知県豊橋市『ホテルアソシア豊橋』


静岡県と愛知県の活鰻卸問屋三組合で組織する全国鰻産問屋組合連合会(中村好伸会長)が27日、愛知県豊橋市のホテルアソシア豊橋で第33回総会を催した。当日は東海エリアの新仔、ヒネ仔の現状、そして過日、行われた中国、台湾との貿易会議の内容が報告された。また総会後の懇親会で中村好伸会長が厳しい消費実態に触れ、“大豊漁により、活鰻相場が大暴落した1999年の二の舞になりかねない”と先行きを懸念、「夏以降の大暴落を防ぐ意味でも早々にヒネ相場(5尾)を3,500円/kgラインに持っていき、消費を促すべき」と強調した。下写真は中村好伸会長。

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全国鰻産地問屋組合連合会の総会では西三河鰻販売組合、豊橋鰻販売組合、浜松うなぎ販売組合のメンバーが参加するなか、中村好伸会長は冒頭、挨拶にたち「今シーズンはシラス好漁となり、東アジア4カ国地域で80トンの池入れを記録しました。すでに新仔の池揚げが始まりましたが、今後はどのような相場観を持てば良いのか、非常に重要な局面にあります」と述べながら、“1999年当時、土用丑まで5尾2,200円(※愛知三河一色・池揚げ価格)で通した相場が8月のお盆に1,750円に、8月末には1,250円、9月末には1,050円に暴落した”大豊漁となった1999年の事例を挙げ、「養殖業者さん、問屋さん共に大きな損害を被った年でもあります。そうした事が無いよう、東海勢でこれまで以上に連絡を密にとるべきでしょう。東淡のデータを参考にすれば、その活鰻扱い量はこの5年間で1,000トン減の1,500トンになっているだけに、早急に私どもが新たな販売先を掘り起こし、消費を取り戻していかねばならない」と強調、停滞する鰻消費に警鐘を鳴らした。

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『浜名湖エリア、在鰻は250トン強』

続いて、各産地問屋組合がシラス池入れ、新仔池揚げの見通しについてそれぞれ報告を行った。西三河鰻販売組合では「シラス池入れ量は5,250kgで、在鰻量はほとんどなく、90トン程です。ちなみに、新仔の出荷は5月7日に初揚げ、18日の週からコンスタントに池揚げされ、6月に入れば完全に本格化する」(柴崎忠義専務/三河淡水)、豊橋鰻販売組合では「シラス池入れ量は、20件の400kg。新仔池揚げについては6月末を予定、本格化は8月ぐらい。またヒネ在庫は三河と同様ほとんどなく、10トンぐらいです」(夏目義秀社長/夏目商店)、浜松うなぎ販売組合では「シラス池入れ量は1,700kg弱。新仔の初揚げは6月5日を予定しています。また在鰻は250(古橋義弘社長/竹常)。

「『早々にヒネ5尾3,500円ラインに』と中村会長」

その後、過日行われた日中、並びに日台貿易会議の報告が行われ、西三河鰻販売組合の外山隆寛組合長による乾杯の音頭で懇親会へと移った。そのなかで中村会長は、「消費は大きく停滞しているだけに、早々に適正な価格に戻すべき。今、手を打たなければ、それこそ大暴落した1999年の二の舞になりかねない。早い段階で、ヒネ相場(5尾)3,500円/kgラインに持っていくべき」ことを強調した。

「鮎の日」啓発イベント 愛知・矢作川漁協が放流体験行う

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全鮎連によって6月1日が「鮎の日」に制定されたことを受けて、愛知県豊田市では同日、矢作川漁協が主催する啓発イベントが開かれた。

会場となった矢作川沿いに広がる古鼠(ふっそ)水辺公園には、地元の市立平井小学校の児童とその父母ら約80人が来場。漁協が用意した稚アユ約7000匹を放流し、公園内で調理されたアユの塩焼きを味わった。

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好天に恵まれ、多くの漁協関係者らが準備に追われる中、午前10時にイベントはスタート。子供たちは、元気に飛び跳ねる稚アユを受け取り、手につかんで勢いよく川へと放した。放流した稚アユは、県の栽培漁業センターで育成されたもので、約100キロが持ち込まれた。塩焼きにして振舞われたアユ120匹は、県内の養殖業者から提供され、ベテランの組合員らによって炭火でじっくりと焼きあげられた。川辺では、香ばしいアユを親子が仲良くほおばる姿があちこちで見られた。

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今回の試みに漁協専務理事の加藤重雄さんは、「盛況でびっくりした。みんなおいしそうに食べてくれた」と笑顔を見せ、アユの魅力を訴えた。今年の天然アユの遡上について、加藤さんは「水温が低くて遅れているが、最終的には例年と同じくらいの数になるのでは」との見方を示した。矢作川のアユ釣りは、5月11日より解禁を迎えており、釣果は良好だという。多くの参加者でにぎわった「鮎の日」の啓発イベントは、一時間ほど行われ、盛況のうちに終了となった。【N】
(日本養殖新聞6月5日号)

土用丑まで2ヶ月弱、売りやすい価格に戻す 〜日本鰻協会定例会合〜

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日本鰻協会(白石嘉男会長)による定例会合が3日、東京・新橋の全荷連事務所で行われた。当日は生産、流通、消費、貿易に関わる業界六団体の代表らが一堂に会し、各団体における業界動向の報告をはじめ、目下、話題の中心となっている“活鰻相場動向”について話題が集中した。

周知のように、活鰻相場は需給バランスの崩れから今なお、週ごとの下落を余儀なくされている。しかし、未だに高値水準にあることに変わりないのが現状だ。会議の中で報告があった6〜8月までの活鰻出荷予測についても日鰻連ではヒネ300トン、新仔1900トンの計200トン、全鰻連ではヒネ500トン、新仔2500トンの計3000トンと、昨今の冷えきったマーケットでは重たささえ感じる数字だろう。そのなかで会の中では6、7月の需要期にウナギを売りやすい体制を作るべき“として、「今月中にも売りやすい価格水準に戻すべき」として同会で見解の一致を見た。

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白石嘉男会長も「近年のシラス不漁による相場高騰で専門店さんが廃業され、かつ加工メーカーでもかつてのような稼働率は見込めないなど、今の価格水準では明らかにウナギの消費は増えていかない。それだけに、丑までの需要期に早めに適正な価格にしていくべき、ことでコンセンサスを得た」と述べ、続けて「適正な価格に戻していく事で近年、ウナギから遠ざかっていたレストラン、また魚屋などの動きも期待出来、最終的には消費の喚起につながる」とつなげた。

一方、資源保護に関しては、東アジア鰻資源協議会日本支部会(塚本勝巳かいちょう会長[日本大学])が『ニホンウナギの資源と保全に関するワークショップ』を7月26日に開催する旨、報告があった。

なお、次回の開催は11月6日(木)を予定している。

最新号14.6.5発行!

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主な内容<10ページ建て>
・2014年国内シラスウナギ池入れ量
・静岡県下、独自相場打ち出す
・新連載「うなLady vol1」
・蒲焼店が考える”これから”12 〜「うなぎ魚寅」村井俊之代表取締役〜
・台北一の鰻繁盛店
・「鮎の日」啓発イベント 〜愛知・矢作川漁協が放流体験行う〜
・「うなぎ料理・プロフェッショナル講座開催」〜新東調理士会〜
・『5尾ヒネ3500円/kgラインへ』〜第33回 全鰻産地連総会〜

☆今週のうなぎの話☆

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相場は国内外問わず、続落している。業界内ではある程度 “予想”されていた状況だが、「思っていたよりも展開が早すぎる」(関係者)と驚きを隠せない。

土用丑の日(7月29日)まで残り2ヶ月を切るなか、「この下げ調子ではこの先、どの価格水準で下げ止まるか、まったく見当もつかない」(前出の関係者)と困惑顔だ。需給バランスが一気に崩れるなか、愛知三河一色(愛知県)が2、6日、大隅地区養まん漁協(鹿児島県)が2日、静岡(静岡県)も6日、相次いで相場下方修正となっている。

一方の輸入ものも週ごとの値下げを余儀なくされ、中国5Pは来週、4000円/kg台(商社出し値)半ばと見られるなど、この1ヶ月で国産ものは600円/kg前後、中国ものは1000円/kg前後、それぞれ下落しており、とどまる所を知らない状況だ。

<詳細は日本養殖新聞FAXサービス872号>

スーパーの鰻蒲焼拝見 〜土用丑へ向け値上げするスーパーも チラシへの掲載も目立ち始める〜

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6月7日〜8日にかけて、本紙では「スーパーの蒲焼拝見」で各スーパーを巡った。夏の土用丑の日まで既に2ヶ月をきったこの時期は、特売でウナギがチラシに掲載される機会も増えてきたようだ。売り場では値下げしている商品がある一方、シーズンへ向けて逆に値上げしている商品も目立ち、消費者に対して依然として買いづらいイメージを与えているような印象を受けた。

◎西友〈練馬駅前店〉
5日から11日のチラシは、夏を乗り切れ!熱くなれ食卓!厚い豚肉でスタミナ全開!熱い夜はビールで乾杯!暑いときほどクールにきめろ!で関連商品そろえる。また、裏面はぱちいち(税抜き)商品いっぱい。このチラシに中国産原料 うなぎ串焼大1串497円。常設の蒲焼売り場のメインに、“食の幸”鹿児島県産うなぎ蒲焼1尾1,670円、2尾3,340円(トレー、大森淡水)が戻ってきた。月初めに1尾1,370円で再販売も、今週値上がった。これに、中国産炭火焼うなぎ蒲焼串、1串497円、2串994円(トレー、東海澱粉)。鰻楽うなぎひつまぶし1袋950円、鰻楽うなぎめしの具1袋2パック入り870円、ハーブうなぎ蒲焼パック1,114円(真空、いずれも宮崎県の大森淡水)、うなぎ蒲焼きのたれ188円(金印わさび)。

◎東武ストア〈練馬豊玉店〉
常設の惣菜売り場に、お買い得品、鹿児島県産うなぎ串蒲焼1串1,220円(トレー、おおさき鰻加工組合、ベニレイ)。赤札商品、中国産うなぎ長蒲焼980円(トレー、奈良、ベニレイ)。また、常備の東武金PBのVマーク 鹿児島県産うなぎ蒲焼カット1,410円(真空、製造:奈良、販売:ベニレイ、総発売:八社会)。これに中国産うなぎ蒲焼カット399円(真空、佳成食品)、蒲焼きのたれ151円(ユタカフーズ)。

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東武ストア〈練馬豊玉店〉。写真上はお買い得品の鹿児島産うなぎ蒲焼串1,220円(製造はおおさき鰻加工組合)。下は中国産真空パックカット蒲焼399円(佳成食品)。

◎ライフ〈ココネリ練馬駅前店〉
7日から9日のチラシは、メインにKIRINがんばれ!サッカー日本代表!応援フェアー。ビール、ワイン、生茶等飲料オンパレード。それに付随するおつまみ、お刺身、ステーキ、お惣菜商品。うなぎ蒲焼は、裏面の7日限りで、中国産うなぎ長焼1尾750円で。常設の蒲焼売り場は、赤札で中国産うなぎ長蒲焼1尾750円(トレー)、鹿児島県産うなぎ長焼1尾1,800円(トレー、養鰻業者:鹿児島鰻)。これに愛知三河産健康な活焼きうなぎ カット大1,410円、小934円(真空、あつみ カネダ)。中国産うなぎ蒲焼カット570円(真空、佳成食品)。

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間近に迫ったサッカーワールドカップの応援フェアを掲載するライフのチラシ。

◎24時間営業のスーパー BIG-A〈練馬豊玉北店〉
6〜7日のチラシには、バイヤーこだわりの一品!あじ開き、ウインナー、国産若どり、みょうがいり胡瓜、乾麺そしてビール(発泡酒)等。また、6日間のお買得品がズラリ。この中に、初夏の味覚!としてデンマーク産うなぎ長蒲焼(真空)1尾569円が掲載される。棚には、チラシに出ていた静岡加工うなぎ長蒲焼1尾569円(トレー、デンマーク産、京丸うなぎ)のほか、静岡加工天然うなぎ長蒲焼1尾899円(トレー、カナダ産、京丸うなぎ)。

◎オオゼキ〈練馬店〉
7日から9日のチラシは、月例「毎月7日はオオゼキの日」で、フレッシュ野菜&フルーツ、鮮度抜群お魚コーナー、良質なこだわりの肉をメインにアイスクリーム、お酒、麺類、カップヌードル等揃える。うなぎ蒲焼は、宮崎県産うなぎ長焼1尾1,580円が載る。店内の特設売り場に、チラシの特売の長蒲焼とともに、遠州 杉浦うなぎ蒲焼の長蒲焼、同網串二品が、それぞれ2,380円(真空トレー、静岡うなぎ漁協)。さらに、中国産うなぎ蒲焼串1串399円、2串798円(トレー、瑞祥食品)。また、静岡加工うなぎ肝5串599円(トレー、京丸うなぎ)。奥の常設の棚には、綱正うなぎ蒲焼串1,980円(真空トレー、フーズ ユー)、旨水の蒲焼ブランド鹿児島県産蒲焼カット1,315円(真空、マリンフーズ)。蒲焼きのたれ120円(80ml、万城食品)、遠州 杉浦うなぎのたれ278円(80ml、静岡うなぎ漁協)。

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オオゼキ〈練馬店〉の商品。写真上から遠州杉浦うなぎブランドの長蒲焼と網串のトレーパック(静岡うなぎ漁協)、いずれも2,380円。中国産うなぎ蒲焼串(瑞祥食品)、1串399円、2串798円。中国産肝串焼き5本入れトレーパック599円(京丸うなぎ)。

◎いなげや〈練馬上石神井南店〉
7、8日の2日間のチラシには、“カラダが喜ぶ!お酢で元気!”と題し、お酢、きゅうり、たこ、豚肉など数々の食材を掲載。なお、うなぎは、やわらかふっくら中国産長焼き1,380円(真空、トレー、五十嵐冷蔵)、やわらかふっくらうなぎ中国産カット780円(真空、五十嵐冷蔵)、中国産きざみ蒲焼き380円(真空、エムエイトレーディング)、霧島湧水うなぎ炭火焼1,980円(真空、トレー)、霧島湧水白醤油焼きカット1,680円(真空、山田水産)、鹿児島産うなぎ蒲焼1,680円“食卓応援・無投薬養殖鰻”(真空、カット、山田水産)、やわらかふっくらうなぎ中国産長焼き1尾980円、2尾1,960円(トレー)、カザミ80ml・148円。霧島湧水うなぎタレ50ml160円。

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いなげや〈練馬上石神井南店〉で販売されていた“やわらかふっくらうなぎ”長焼(中国産)980円。

◎クイーンズ伊勢丹〈杉並桃井店〉
5〜8日の4日間のチラシには、『初夏のうまいもの市』では新鮮な季節の野菜、旬の果物、またお酢をつかった“お酢レシピ”を提案、ほかには税込500円均一の商品、そして父の日ギフト、ウナギ関連では7日に限り“静岡産うなぎ蒲焼き1,480円”が掲載されていた。なお、売場には、はいばら国内活鰻使用カット蒲焼1,886円(真空、榛原鰻販売)、愛知県一色町産うなぎ蒲焼カット1,696円(真空、ヨコハマ島淡水魚)、レトルトうなぎ蒲焼2,000円(しま村)、きも入り肝吸い227円(しま村)、炭火焼霧島湧水1,780円(山田水産、トレー)、愛知県産・肝串(二本)580円(カネナカ)、浜名湖加工静岡産うなぎ長焼き1,980円(トレー、浜名湖淡水)、浜名湖加工静岡産うなぎ蒲焼串1,480円(浜名湖淡水)、山椒380円(山本貢資商店)カザミ蒲焼のたれ80ml・227円。

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クイーンズ伊勢丹〈杉並桃井店〉で販売されていた浜名湖淡水の浜名湖加工静岡産うなぎ蒲焼串1,480円。

◎ヨークマート〈石神井店〉
7、8日の2日間のチラシには“おいしさ満載週末メニュー”と題してお刺身、ステーキ、トマトやきゅうりなどの野菜、また“うなぎの季節到来”として「中国産うなぎ長蒲焼980円」、「鹿児島産等の国内産1,180円」が掲載されていたほか、“土用丑の日”に関連するうな重などの予約を店内でミニポスターとともにアピールしていた。なお、売場には鹿児島産ふっくらおいしいうなぎの蒲焼980円(真空、カット、薩摩川内)、鰻楽・宮崎産炭火焼きうなぎ蒲焼1,000円、2尾2,000円、中国産うなぎ長蒲焼き980円(マルハニチロ)、薩摩川内長蒲うなぎスーパーチルド1,680円(前回より300値下げ、真空、薩摩川内うなぎ)、静岡産うなぎ白焼き1,220円(真空、80g、京丸うなぎ)、うなぎひつまぶしの素178円、カザミ蒲焼のたれ50ml・121円。

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ヨークマート〈石神井店〉で販売されるふっくらおいしいうなぎの蒲焼980円(上)と、炭火焼宮崎産うなぎ蒲焼1,000円(下)。

◎サミット〈東長崎店〉
4〜8日間のチラシには『初夏の北海道フェア(4〜6日限り)』と北海道の食材をアピールする他、ウナギ関連では“中国産うなぎ長焼(中)839円”を掲載。売場には三年熟成八本木樽醤油宮崎県炭火焼きうなぎ長蒲焼き1,790円(真空、山田水産)、国内活鰻使用はいばらうなぎ蒲焼カット1,696円(真空、榛原鰻販売)、中国うなぎ蒲焼475円(トレー、串)、うなぎひつまぶしのもと189円(ダイショー)、霧島湧水うなぎたれ50ml151円(山田水産)。

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サミット〈東長崎店〉で販売されていた山田水産の三年熟成八本木樽醤油宮崎産炭火焼うなぎ長焼1,790円。

◎イトーヨーカドー〈小岩店〉
チラシの特売期間は6月2日〜8日。2日・4日・7日にそれぞれチラシを発行しており、7日の時点で3枚も出ていた。「初夏の味 生鮮市」をテーマに、旬の生かつおや生するめいか、焼なす、ステーキ用のアメリカ産牛などが目玉。ウナギはトレーの鹿児島産長焼(中サイズ)が1,834円で掲載されている。同じくトレーのハーフカットは908円だが、すべてに20%引きのシールを貼付。鹿児島産長焼は1,980円(トレーパック、薩摩川内うなぎ)で、前回の1,887円より値上がり。静岡産鰻蒲焼カット「自慢の逸品」1,125円(真空、京丸うなぎ)。鹿児島産うなぎ白焼き1,791円、同きざみうなぎ570円(いずれもトレーパック、横食)。蒲焼のたれ94円(カザミ)。山椒12g313円(ハウス食品)。

◎イオン〈葛西店〉
上場40周年記念の特売を実施。6月8日の日曜日は朝市を開催、青果や鮮魚、一般食品まで幅広く並ぶが、うなぎの掲載はない。PBトップバリュ グリーンアイ鹿児島産長焼やわらか仕上げ1,834円、同カットもの908円(いずれも真空、山田水産)。中国産鰻蒲焼カット647円、同国産カット1,000円(いずれも真空、カネナカ)。宮崎産うなぎ長焼八本木樽醤油使用1,580円(トレー)。ラベルに「佐土原・新富の職人が大切に育てました」と記載。トップバリュ グリーンアイ蒲焼のたれ138円。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。

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イオン〈葛西店〉で販売される宮崎産うなぎ長焼1,580円。

◎ダイエー〈船堀店〉
チラシの特売期間は6月7日〜9日。「初夏の旬」として生かつおや赤肉メロン、トマトなど、青果から鮮魚までバラエティーに富んだ特売品が並ぶ。うなぎは鹿児島産の長焼(トレー、生産者:鹿児島鰻、販売:ベニレイ)が1,649円で掲載。同ハーフカットは998円。鹿児島産カットもの「うなぎや」1,371円(真空、紀文)。イオングループのPBトップバリュ グリーンアイ鹿児島産長焼1,980円(真空、山田水産)。鹿児島産うなぎ蒲焼カットもの「薩摩富士」1,480円(真空、ベニレイ)。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。蒲焼のたれ122円(鈴勝)。さんしょうの粉327円(S&B食品)。

◎フードスクエア カスミ〈オリナス錦糸町店〉
チラシの特売期間は6月6日〜12日までの一週間。9日以降は「朝食メニューの日」など、日替わりで特売品が変わり、12日は終日店内商品10%割引という「メガ割」を実施。ウナギは7日限りで全品3割引の特売を実施し、すべて鮮魚コーナー前の2ヶ所の特設コーナーで販売されていた。中国産炭火焼鰻蒲焼長焼(トレー)1,500円。三河一色産の長焼(トレー、ビカーラ種)1,580円。ラベルに「柔らかい時期の大きな鰻をカットしました」と印字。三河一色産「長坂養鰻場ブランド」の蒲焼カットもの934円(真空、カネナカ)。中国汕頭うなぎ長焼1,124円(トレー、販売は㈱エス エム アイ)、同じくカットもの760円(真空、同)。鶏つくね入り蒲焼198円(築地森商)。トップバリュ グリーンアイ蒲焼のたれ138円。うなぎのたれ267円(日本食研)。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。さんしょうの粉322円(S&B食品)。

◎マルエツ〈松江店〉
チラシの特売期間は6月6日〜8日。「デリカフェア」と銘打ってにぎり寿司や焼鳥、唐揚げなど弁当や惣菜が並んでいるほか、6日は恒例の「ダイナマイト市」開催で野菜や果物の目白押し。ウナギは8日限りで、中国産長焼特大が1,080円で掲載。宮崎産長焼「三年熟成八本木樽醤油使用」1,886円、同カットもの1,450円、宮崎産白醤油焼鰻カットもの1,220円(いずれも真空、山田水産)。国産鰻蒲焼カットもの「自慢の一品」1,410円(真空、浜名湖食品)。国産鰻白焼カットもの1,505円(真空、静岡うなぎ漁協)。中国産うなぎ蒲焼カットもの570円(真空、東海澱粉)。中国産うなぎ蒲焼カット298円(真空、東和貿易)。蒲焼のたれ84円(鈴勝)。ひつまぶしの素189円(ダイショー)。さんしょうの粉329円(S&B食品)。

◎ベルク〈江戸川臨海店〉
チラシの売り出し期間は6月7日〜9日まで。「サラダ☆デリ」をテーマに、レタスや切り落とし生ハム、ミニトマトなど、家庭で簡単に調理できるサラダ用の商材が大々的に紹介されているが、ウナギは掲載なし。中国産炭火焼鰻長焼980円(トレー)、ラベルに「厳選した養鰻場で元気に育てた鰻を品質管理の徹底した加工場でおいしく焼き上げました」と記されている。同じく串蒲焼1串入り598円(トレー)。鹿児島産長蒲焼大1,980円、同ハーフカット990円(いずれもトレー、鹿児島鰻)。中国産肝蒲焼2串入り256円、同3串入り368円(いずれもトレー)。中国産鰻蒲焼カット780円(真空、780円)。鹿児島産うなぎ蒲焼カット「薩摩富士」1,280円(真空、ベニレイ)。蒲焼のたれ94円(鈴勝)。うなぎボーン198円、きもすい198円(いずれも京丸)。さんしょうの粉331円(S&B食品)。

◎ピーコックストア〈大島店〉
チラシの売り出し期間は6月7・8日。「サラダアラカルト」と銘打ってトマトやアスパラなどの野菜のほか、しゃぶしゃぶ用のロース肉が並ぶ。うなぎは8日限りで紀文のパックの「うなぎや」鹿児島産カットが1,278円の特売。PBトップバリュグリーンアイ鹿児島産長焼2,112円(真空、山田水産)。国産うなぎ蒲焼串焼大サイズ1,649円、同超特大サイズ2,191円(いずれも真空、味の浜藤)。チラシにはないが、トレーの中国産うなぎ長焼が980円、同ハーフカットは598円でお買得品に。どちらもラベルに「ふっくらやわらか焼き上げました」と記載。静岡産うなぎ蒲焼カット1,410円、台湾産うなぎ蒲焼カット815円(いずれも真空、大五通商)。蒲焼のたれ122円(万城食品)。さんしょうの粉びん入り12g332円、同袋入り1.2g143円(いずれもS&B食品)。

◎コープみらい〈江戸川中央店〉
鹿児島大隅産ソフト蒲焼長焼130g(1枚入り)1,980円、同カットもの70g(1枚入り)1,100円(いずれも真空)。うなぎのたれ189円(鈴勝)。

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コープみらい〈江戸川中央店〉で販売されている大隅地区養まん漁協の鹿児島大隅産うなぎソフト蒲焼カット1,100円(上)と長焼1,980円(下)。

新企画〈うなLady〉Vol.1

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栄養価の高さに加え、コラーゲンを非常に多く含むウナギに美肌効果のあることはあまり知られていません。そこで、女性の方々にももっとウナギを召し上がっていただきたいという願いから、「ウナギ」と「女性」を結びつけた新連載「うなLady」をこれから掲載していきます。華やかさを添えるソフトで〝はし休め〟的な読みものとして気楽にご覧ください。また、本コーナーを通じて女性が普段ウナギに対してどのような印象を抱いているのかを理解し、今後の販促の一助にしていきたいとも考えています。

髙島 千恵さん(27歳)
築地仲卸「渡辺商店」

① ウナギに関するイメージは?
―最初は皮がかたい印象で苦手でしたが、おいしいうなぎ屋さんに出会ったのをきっかけに食べられるようになりました。

②どんなときにウナギを食べたいと思いますか?
―九州などウナギで有名な産地へ行ったときはぜひ食べたいと思います。

③仕事のやりがいは何ですか?
―店でアサリを扱っていますが、お客様から「あのアサリよかったよ」といわれたときはやりがいを感じます。

④仕事でどんなことを心がけていますか?
—健康管理と、いろんなことにチャレンジすることです。

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ニホンウナギ、絶滅危惧種に  IUCNレッドリスト改訂版

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国際自然保護連合(IUCN)は12日、レッドリストの改訂版にニホンウナギを掲載したことを発表した。

レッドリストは世界の絶滅のおそれのある生物の現状や原因などについてIUCNがまとめたもので、通常年2回、内容の改定・更新が行われている。ニホンウナギは日本で伝統的な美味とされ、最も高級な魚のひとつだが、生息地の損失や過剰な捕獲、回遊ルートの障害、海流の変化といった複数の危機要因があることから今回、絶滅危惧種のうちの「近い将来における絶滅の危険性が高い種」として位置づけられる「絶滅危惧ⅠB類(EN)」のランクに掲載された。

レッドリストに掲載されたことで特に法的拘束力は発生しないが、今回の掲載によって注目されているワシントン条約での規制の対象となる可能性もあるうえ、ニホンウナギは危機要因が複数指摘されているため、国際取引規制という手法だけでは解決が難しいとみられている。

IUCNによると、一度レッドリストに掲載された生物については、その後の調査や検討などで危機ランクが改善された例はあるものの、掲載自体が取り消しとなることはないという。

なお、現時点で掲載されているウナギの種類別のランクは以下のとおり(危険度の高い順)。

アンギラ・アンギラ種「絶滅危惧ⅠA類」。アンギラ・ボルネンシス種「絶滅危惧Ⅱ類」。アンギラ・ベンガレンシス種、アンギラ・セレベンシス種、アンギラ・ルゾネンシス種、アンギラ・ビカーラ種「準絶滅危惧」。アンギラ・マルモラータ種、アンギラ・モザンビカ種、アンギラ・ネブローサ種「軽度懸念」。アンギラ・インテリアス種、アンギラ・メガストーマ種、アンギラ・オブスキュラ種「情報不足」。

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写真上はレッドリストに掲載された13種類のウナギ。下はランク別のレッドリストの分類表

第12回 全鰻連総会 於:熊本市 KKRホテル熊本

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第12回全鰻連通常総会が13日、熊本県熊本市のKKRホテル熊本で開催された。
 冒頭の挨拶で、村上寅美代表理事会長はIUCNのレッドリストにニホンウナギが登録された件に触れ、「真摯に受け止め、ウナギ資源保護については国内がひとつになり、その上でアジア全体がひとつとなり、取り組んでいくべき」と強調、続けて「私たち、養鰻業としても適正な資源、適正な価格、適正な数量を守り、永続的に養鰻業を出来るよう、努力していく」と述べた。

[詳細は日本養殖新聞6月15日号]
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