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愛知三河一色で、早くも新仔池揚げへ

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〜愛知三河一色18日の週より、さらにまとまる公算、宮崎は下旬から来月頭にかけ初揚げへ〜

昨日7日、待望の新仔が愛知三河一色で全国に先駆けて初揚げされた。昨年より、1ヶ月も早い池揚げで、ついに新仔シーズンの幕が切って落とされた。

今シーズンは、久しぶりのシラスウナギ好漁に終わり、日本の池入れ量は最終的に、昨年を10トン以上も上回る24.5トンとなった。それだけに、土用丑を前に業界の注目を集めていた新仔初揚げは、冒頭のようにこの7日、愛知三河一色地区で全国に先駆けて行われた。扱い問屋のH社長曰く、「数量はまだ少なく2トン前後だよ。4Pが8割以上で残りが5P。例年より、餌の入りが良かったこともあるのか、成長具合もすこぶる順調だった。今年は、ほかでも成長のいい話が多いね」としている。


また今週末より、三重県で初揚げが予定され、関係者いわく「4P中心で4〜5トンの予定」としているほか、初揚げされた主要産地の愛知三河一色では18日より、大手問屋がそれぞれ、初揚げを予定、「アソートは4P50%、3〜3.5Pで20%、5P30%の割合。月末までにトータル20トンの予定だ」(K)、「4P中心で4〜5トンを予定している」(M)としている。

ほかにもこの週に初揚げを予定される荷受けは多いだけに、新仔がまとまっていきそうだ。そのなかで関係者は先行きについて「愛知三河では6月半ばには本格化といっていいほど、新仔が池揚げされてくるだろう。ただ、そのときに3、4P主体の池揚げに終始すれば良いのだが、5Pばかりの池揚げとなれば、相場の値下げも早まる可能性もあり、動向を注視したい」としている。

対して愛知三河一色と同じ、単年養殖組のエリアである宮崎では今月末から6月頭にかけて、初揚げが行われそうだ。地元の養殖業者はサイズアソートの重要性を訴えながら、また「新仔、ヒネ相場の値差によっては、新仔の動きが鈍化する可能性も大きく,慎重な判断が重要だ」と見解を述べた。
<日本養殖新聞5月10日号より>

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