次世代ウナギの開発を急ぐ一方、“資源管理”を中国、韓国に呼びかけ“
次世代シラス池入れ量は昨年の倍の10トンに(台湾)
6、7、8月の対日活鰻輸出300トンと前年の半分(台湾)
2013年 台日鰻魚貿易会議が16日、台湾台北市の馥敦大飯店国際会議室で催された。当日は、日台双方からシラスウナギの池入れ、夏の販売、輸出見通しが報告される一方、昨今話題の次世代(異種)ウナギの現状、見通し、そして4年連続のシラス不漁への資源保護方策も語られた。「養鰻経営の継続のために、次世代ウナギの開発も一つの選択肢。すでに政府予算での試験養殖も始まり、開発が進んでいる」(郭董事長談)とし、次世代シラスは昨年の倍となる10トンの池入れが報告された。さらに、“6、7、8月の日本向け活鰻輸出については前年比半分の300トン”となることも明らかにされた。<詳細は5/25日号>
[当日の模様]
日本鰻輸入組合の森山喬司理事長、台湾区鰻魚発展基金会の郭董事長ら、日台双方の業界関係者が集まり、シラス不漁、次世代ウナギなど数々の議題について意見を交換。アンギラ・ビカーラ・パシフィカ種の試食も行われた。