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これから生鮮アユシーズンに向かう 東京・築地市場の生鮮アユ商況(4月26日現況)

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*8尾入りアユを手にする仲卸「宇田政」(店舗番号ロ-55)の宇田川浩司社長

東京・築地市場で生鮮アユ商戦が始まっておよそ2ヶ月が経とうとしている。レギュラーアユは愛知・和歌山・岐阜・静岡など主要産地も徐々に顔を揃え始め、各仲卸の店頭も賑わいを見せてきた。ただ、日々の平均の入荷量は150ケース台で、昨年の同時期と比較しておよそ8割と、ややスローな商戦となっている。

荷受筋は全体的な商況について、「4月に入って入荷量は増えてきているけど、それでも去年より少ないし、今のところはスーパーや量販店からの需要が中心。相場も1,700円〜1,500円/kgと100円〜200円ほど高くなっていることもあって、まだまだ動きは鈍い」と複雑な表情を浮かべるが、「大型連休を前にして、スーパーや量販店では特売用として購入する動きも散見されている。まだ一部でそれほど沢山というわけではないが、4月の上旬に比べれば多少、需要は増えている」とも話す。

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*仲卸「宇田政」で販売される生鮮レギュラーアユと小アユ

また、仲卸筋からは「4月は動かない。鮮魚店も以前と比べて元気がないし、若い世代が食べないことも関係していると思う」という声が聞かれた一方で、「少しだが、飲食店からの需要が出始めている。5月になればバーベキュー商材として使う機会も増えるのではないか。大型連休需要でスーパーや量販の動きもやや活発になってきているので、アユ釣り解禁となる6月を待たずして連休明けくらいから飲食店が使い始めてくれるとありがたい」という声も聞かれた。大型連休以降に飲食店が動き始めることに期待したい。

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*仲卸「山治」(代表店舗番号2067)で販売される生鮮レギュラーアユと小アユ

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