丑の日まであと1週間余り。愛知、宮崎、鹿児島の各地で新仔が出始めているものの、シラス不漁による影響はやはり大きい。シラス池入れ時期の遅さ、そして数量の少なさから、主要産地では新仔池揚げ本格化を迎えているものの、丑へ向けた供給不安は払拭できていない。
「数量は昨年の60%ぐらいの水準ではないか」(関係筋)など土用丑を目前に控え、すでに供給面では黄色信号が灯り始めた。さらに、追い討ちをかけているのが、先週末の早い梅雨明けによる連日の猛暑だ。
「ここで雨でも降ってくれれば、供給面の混乱は回避出来るだろうが・・・」と冗談のような声もある。とまれ、混乱のない丑商戦となることを願ってやまない。